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○進行
私、進行を努めます当センター総務課参事の堀田と申します。よろしくお願いします。それでは、午後の部の研修を開催します。
資料についてでございますが、午前に草刈先生の1、2をお配りしました。それから今、皆様の机の上に3、4の資料をお配りしております。もう1つは、今、冊子を皆さんにお配りしていますが、これは30部しかございませんので、お隣の方とご一緒に見ていただければと考えています。よろしくお願いします。それでは、これより「舞台芸術の企画と実際-音楽コース-」をテーマに演習を行いますが、まず、先生に演習事項の解説をいただきまして、その後、先生の助言のもとに、皆様から地域または施設での事例を含めまして意見などご発言をお願いし、討議をしていきたいと考えております。
それでは、先生、よろしくお願いいたします。

 

○草刈
午前中は失礼をいたしました。演習ということになっているんですが、演習といっても、演習の仕方がなかなか難しいので、できるだけ皆様からご質問を出していただいて、その質問事項に関してほかの地区の方に答えていただくということを交えながら、具体的な音楽会の開き方というようなことについて問題点をお話をしていきたいと思います。
午前中、資料2を配ってありますよね。これは私、午前中に配られているということを忘れていまして、申しわけなかったんですけれども、これは特に今は余り使わないつもりですが、昨年、95年1月1日から12月31日までに全国で開かれた演奏会の回数、種目別、地域別の集計表を持ってきましたので、今後、いろいろな意味でご活用いただければと思います。今これからやっていくうちに必要があれば、使うようにいたしたいと思います。
それから、資料3というのがあります。音楽界の構造の説明図というか、経済的な流れですとか、仕事の役割の流れですとか、そういうものをまとめてみた表なんですが、初めにこの表について大ざっぱにご説明をしてみたいと思います、この中にいろんな項目がたくさん出てきますので、これについて少しずつ細かくやっていくと全体のことがわかるのではないかというのでつくってみました。これは私がつくりました独自の表でございます。
真ん中に点線で左と右とに分けて、それを私が勝手に名前をつけたんですが、片方が文化運動ゾーンと書いてあります。片方がビジネスゾーンというふうに書いてあります。芸術公演というのはとにかくお金が非常にかかるものでして、それ自体で自立してやっていけないものであるということは、世界的にどこの例を見てもそうなのですが、ただ、プロ

 

 

 

 

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